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強烈なニオイが厄介なワキガ。ただ、意外なことにワキガは自覚症状がほとんどなく、本人もなかなか気づかないとも言われています。
ワキガが気づきにくいのはなぜなのでしょうか?また、ワキガに気づかない本人にまわりから気づかせる方法はあるのでしょうか?
この記事では、ワキガのセルフチェック方法やまわりから気づかせるコツについて見ていきましょう。
ワキガ本人は自覚が無く気づかないのはなぜ?
意外に思われるかもしれませんが、ワキガは自覚症状がなく気づきにくい病気のひとつとして挙げられています。
ワキガ治療のために専門のクリニックを受診するのは軽度から中程度の人が多く、重度の患者さんの割合は少ないという特徴があります。
ワキガの自覚症状がない理由……それは、「主な症状がニオイだから」という1点に尽きます。
人間は本質的にニオイに慣れる性質を持っています。それが悪臭であっても芳しい香りであったとしても、ヒトの嗅覚は「長時間嗅いでいるニオイに対して鈍感になる」という性質があるため、たとえワキガだったとしても自然と慣れてしまい、当たり前になってしまうといった現象が起こります。
むしろ、きつい悪臭になるほど嗅覚の鈍化作用が強くはたらき、結果としてワキガそのものに気づかず、根本的な治療が遅れてしまう、ということになりがちです。
また、ワキガは口臭と同様デリケートな要素であり、周りからはダイレクトに指摘しにくく、余計に本人も気づきにくくなってしまう、という声もあります。
セルフチェック!ワキガかどうか判別する方法
ワキガの進行をおさえるには、早期発見・早期治療が肝心です。
気づくタイミングを早めるため、ワキガのセルフチェックの方法について見ていきましょう。
ワキガは遺伝性の疾患であり、両親のどちらかがワキガであれば50%程度、両親ともにワキガの場合は80%前後の確率でワキガ体質を受け継ぐと考えられています。
もちろん、「遺伝確率が高い=治療が難しい」ということではありませんので、希望を捨てないようにしましょう。
ワキガの症状は、汗を出す器官である「アポクリン汗腺」からべたついた汗が過剰分泌されることで起こります。
アポクリン汗腺は耳の中にもあり、耳垢が湿っているということは汗腺からの分泌量が多いことを意味しています。
アポクリン汗腺の性質は基本的に全身で共通しているため、耳垢が湿っている人は脇の下のアポクリン汗腺も活発であり、ワキガになりやすい体質であると推測できます。
体毛が濃かったり、多かったりする人は生まれつき男性ホルモン優位の状態にあり、汗をかきやすいと考えられます。
また、脇毛が濃いと汗がうまく流れていかず、長時間にわたってとどまってしまい、悪臭の原因となってしまいます。
ワキガの直接的な原因は、過剰に分泌された汗です。
先天的に汗の量が多い人は男女問わず、ワキガのリスクが高まってしまうと考えられています。
自分ではなかなか気づきにくいと言われるワキガですが、普段着る物をチェックすることで早期発見につながることがあります。
特に汗をかく季節ではなく、運動の直後でもないのに、買ったばかりの衣服が脇の部分だけ黄ばむようなら要注意。
なおかつ、ツーンと鼻にくるような独特のニオイがあるようならワキガを疑ったほうがいいでしょう。
相手がワキガかも!気付かせる方法はある?
身近な人がワキガで周囲のほうがニオイに悩んでいる場合、傷つけずに気づかせる方法はあるのでしょうか?
まず、職場の同僚や上司、部下など、グループの中にワキガの当事者がいる場合、本人にいきなり伝えるのはやめておきましょう。
職場であれば「社内報などを通して全体に向けて体臭についての注意喚起を行う」などの方法でコンセンサスを取ることが重要です。
本当はたったひとりに向けたメッセージであっても、「あくまで全体に向けたメッセージですよ」という体裁を取ることでインパクトがやわらぎ、本人にとっても受け取りやすくなります。
家族であれば、お子さんの立場から食事中などにさりげなく「学校の先生がワキガなんだけど……」と話題を振ってみると言いかもしれません。
それでも改善しなければ直接伝えることになりますが、その場合も慎重に言葉を選びつつ、具体的な改善策とセットで伝えるのが後々しこりを残さないためのポイントです。
まずは自分でケアをして改善してみよう!
「ワキガでいきなりクリニックを受診するのは恥ずかしい!」という人はまず、セルフケアでワキガに対処してみましょう。
自宅でも手軽に実践できるセルフケアについて見ていきましょう。
食生活やライフスタイルを見直すことで、ワキガの症状をある程度改善することが可能です。
体温を上昇させ、汗の分泌を促す動物性たんぱく質をひかえ、魚や植物由来のたんぱく質の比率を増やすだけでワキガ体質を修正することができます。
また、交感神経を過剰にはたらかせてしまうストレスもワキガを助長する要因ですので、睡眠時間やリフレッシュタイムをしっかり確保し、ストレスをおさえた生活を心がけましょう。
お出かけ先でどうしてもニオイが気になる、という方はぜひ、ワキガクリームを使ってみましょう。
汗腺部分にやさしく塗り込むだけでワキガの原因となる過剰な汗を抑制し、清潔な印象をプラスすることができます。
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脇の部分の黄ばみがおさえられるほか、ニオイそのものもある程度吸着してくれるのでワキガ対策となります。
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従来のワキガ治療では、ニオイの直接的な原因となるアポクリン汗腺を外科手術によって切除するアプローチが主流でした。
しかしながら、ここ数年はワキガ治療の研究も飛躍的に進み、アポクリン汗腺に特殊なレーザーを照射するだけで治療できる「切らない手術」が人気になっています。
切らない手術であれば皮膚への負担もより少なく、料金体系もリーズナブルになっていますので、次世代の治療法としてもおすすめです。
まとめ
1年を通してきついニオイが気になるワキガ。自覚症状がほとんどない場合も多く、治療が遅れてしまうケースも少なくありません。
両親の体質やライフスタイルなど、セルフチェックでひとつでもあてはまる場合にはまず専門医に相談し、早期治療につなげましょう。